Uni-Voice(ユニボイス)とはUni-Voice(ユニボイス) は、JAVIS(日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した、視覚障がい者向けの音声コードです。
スマートフォンや携帯電話に対応しており、専用のアプリでコードを読み取ると、音声による読み上げや画面への文字情報の表示が可能です。
専用機器でも再生できますが、その場合は男性の音声で読み上げられます。
これまで使用されていた「SPコード」に代わり、現在では「ユニボイス」が主流となっています。
サイズと文字数の目安Uni-Voiceには以下の4種類のサイズがあります。標準はMサイズ(18mm角)です。
※収録可能な文字数は目安であり、内容によって変動します。オーバーした場合は要約などの調整が必要です。
| サイズ | 寸法 | 収録目安文字数 |
|---|---|---|
| XS | 7mm角 | 約40字 |
| S | 13mm角 | 約400字 |
| M(標準) | 18mm角 | 約800字 |
| L | 20mm角 | 約1,000字 |
原稿作成時の注意点ユニボイスの原稿を作成する際は、以下の点にご注意ください。
全ページにユニボイスを配置します。空白ページにも「このページは何も掲載されていません。」などの文言を入れ、音声化が必要です。
各ページの最初に「○○ページ」とページ番号を明記してください。
図やグラフの取り扱い方を以下のいずれかに決め、原稿を作成してください。
① タイトルのみ音声化する
② 内容を文章化し音声化する
③ 音声化しない人名や難読語・固有名詞は平仮名またはカタカナで記載してください。正しく読み上げられないことがあります。
電話番号は「03-xxxx-xxxx」のようにハイフンで区切ってください。
読み間違いの多い例以下のような文字・記号は、誤って読み上げられることがあります。原稿作成時に注意が必要です。
| 入力文字 | 誤読例 | 推奨表記(例) |
|---|---|---|
| 方 | ホウ | かた/ほう(明記) |
| 等 | トウ | など(ひらがな) |
| 利用日 | リヨウヒ | りようび |
| 本市 | ホンイチ | ほんし |
| 全室 | ゼンムロ | ぜんしつ |
| 身体 | カラダ | しんたい |
| 障害者(児) | ショウガイモノ(コ) | しょうがいしゃ(じ) |
| : | コロン | 削除または言い換え |
| ~ | ナミセン | から/まで |
| / | スラッシュ | または |
| ( )「 」 | 音声化されません | 削除または別表現 |
| □(スペース) | 読みの間隔があかない | 「、」で区切る |
原稿のご入稿についてWord形式での原稿をご用意ください。原則として、印刷物が校了または責了になったものをご提出いただきます。
Word原稿がない場合は、印刷データまたは校正紙をご支給いただければ、当社にて原稿作成から対応可能です。
ユニボイスの読み上げ確認方法スマートフォン用アプリ
「Uni-Voice Blind」(黒色アイコン) を以下よりダウンロードし、アプリを起動してコードを読み取ってください。
App Store(iOS対応)
Google Play(Android対応)
プリノの対応体制について株式会社プリノでは、
ユニボイスの作成から、デザイン・レイアウト・印刷・切り欠き加工まで
すべての工程に一貫して対応しております。
また、官公庁をはじめとする多数の実績がございますので、安心してご相談いただけます。