印刷用語【校正編】

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アウトライン化

文字情報を図形化することで、文字化けを防ぐことができます。アウトライン化すると文字修正ができなくなるので、必ず元のデータは保存しておきます。

赤字(あかじ)

校正紙などに書き込んだ訂正指示のこと。赤ペンを使って書き込まれるため赤字と呼びます。

イキ

校正の用語で、赤字で指示した修正を取り止める指示のことです。

ノンブル

各ページの端などに挿入するページ番号のことです。

アタリ画像 

デザインの際にとりあえず仮で入れておく画像のことです。ダミーと呼ばれることもあります。

ピクトグラム

絵文字、絵言葉のことです。何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つです。

網点(あみてん)

オフセット印刷は細かい網状の点によって色を表現しています。この点は網点と呼ばれ、大きさ、密度によって色の濃淡が表現されます。

色校正(いろこうせい)

本印刷での色調を確認するための試し刷りのことです。簡易色校正と本機色校正があります。

校正紙(こうせいし)

印刷物等の字句や内容、体裁などの修正をするための試し刷りした用紙のこと。カンプ、ゲラと呼ばれることもあります。

初校(しょこう)

原稿をもとに組まれた最初の校正のこと。2回目を二校、3回目を三校と呼び、最後の校正を最終校と呼びます。

初校戻し(しょこうもどし)

初校の校正紙をチェックして、修正指示や追加などを印刷会社に戻すことです。二校戻し、三校戻しと続きます。

責了(せきりょう)

「責任校了」の略で、修正箇所が少なく校正をこれ以上確認しなくてもよいと判断した場合などに、印刷会社側が責任をもって修正し校了にすることです。

校了(こうりょう)

校正の責任者が最終チェックを行い修正箇所が無いことを確認し、校正が完了することです。校了後はすぐに次の印刷工程にデータが移るため、基本的に修正はできなくなるので慎重に確認することが必要です。

グレースケール

画像などを使う際に白と黒とその中間の何段階かの灰色のみを用いることです。

グラデーション

連続した階調で色調や透明度が変化していく色の指定のことです。グラデーションの付け方によって透明感、立体感、奥行き、視線の誘導などの効果が見込まれます。

トリミング

画像の周囲を切り取って必要な部分だけを抜き出すことです。切り抜きと呼ばれることもあります。

トンボ

仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの際に印刷がずれていないかを確認するための目印です。トリムマークと呼ばれることもあります。

塗り足し(ぬりたし)

用紙の端まで印刷をする時に、仕上がりトンボよりも3mm外側まで絵柄をのばす事を言います。仕上がり位置で絵柄を配置してしまうと仕上げ断裁の若干のズレで紙端に白が残ってしまう場合があります。それを防止するために必ず行います。ドブ、裁ち落としと呼ばれる事もあります。

テキストデータ

何の装飾もされていない文字データのことです。

外字(がいじ)

文字入力ソフトに登録されていない文字で、入力の際に変換しても表示できない文字です。使用するときは外字制作ソフトで新たに作る必要があります。

解像度(かいぞうど)

画像を表現する格子の細かさのことです。綺麗に画像を印刷するためには、画像の解像度を一定以上の数値に保つ必要があります。印刷物には適した解像度があり低いと粗くぼやけ、高すぎても出力機器の性能が追いつかず綺麗に印刷されません。使用する100%のサイズで300~400dpi(ディーピーアイ)程度が理想の解像度です。

表1(ひょういち)

一般的に表紙と呼ばれる部分です。表1を開いた裏側(内側)部分が表2です。裏表紙が表4で、その開いた裏側(内側)部分が表3です。

奥付(おくづけ)

本文の最後に記載する書名、著者、発行者、発行日などの情報部分のことです。

背文字(せもじ)

書物の背の部分に、書名・著者名などをしるした文字のことです。

割り付け(わりつけ)

ページ全体に文章や図版(イラスト、表、グラフなど)を配置することです。レイアウトと呼ばれる事もあります。